設立の経緯
自衛官であった中谷孝文さんが、1968年、公務中に交通事故死。妻の中谷康子さん(当時、日本基督教団山口信愛教会員、現在、同前 小郡教会員)が拒否したにもかかわらず、自衛隊と山口県護国神社は共謀して中谷孝文さんを一方的に山口県護国神社に合祀(1972年)。これに対して中谷康子さんは「信教の自由」(憲法20条)の侵害として山口地裁に提訴(1973年)。一審、二審では、中谷さんの「宗教上の人格権」が認められ勝訴。しかし天皇代替わりの直前、1988年6月1日、最高裁大法廷は中谷さんの全面敗訴の逆転判決(1対14)。翌1989年、当会が立ち上がり「自衛官合祀拒否訴訟最高裁不当判決抗議集会」と山口県護国神社への合祀取下要請行動を開始。
活動の概要
主な活動の概要を紹介します。
当会の運営は世話人会議が担います。
世話人会議はオンライン参加も可能です。
世話人を募集しています。
加わって下さる方は事務局までご連絡を!
01│自衛官合祀拒否訴訟最高裁不当判決抗議集会
この度は出来るだけ事前参加お申し込みをお願いします。
2023年6月3日[KDDI維新ホール, web]
「信教の自由と政教分離を考える-京都・大嘗祭主基田違憲訴訟に取り組んで-」
中島晃(弁護士)
2022年6月1日[KDDI維新ホール, web]
「「信教の自由」は国家からの自由である-国民の側において「信教の自由」はどのように意識されているのであろうか-」
菅原 龍憲(浄土真宗本願寺派僧侶)
2022年11月3日[宇部緑橋教会, web]
「死者の追悼と歴史の往路-死者に対する想いが歴史に向き合う目を曇らせてはならない-」
内田 雅敏(弁護士)
2019年6月1日[山口県政資料館]
「声よ集まれ、歌となれ-靖国、天皇代替わり、植民地-」
佐野 通夫(こども教育宝仙大学教授)
2018年6月2日[カリエンテ山口]
「中谷さんの訴えたことと社会意識の変容─象徴天皇制を背景に─」
田中 伸尚(ノンフィクション作家)
2017年6月10日[山口県県政資料館]
「“天皇教”は護持されている?―「生前退位」が示したこと─」
横田 耕一(九州大学名誉教授)
2016年6月4日[カリエンテ山口]
「君 死にたまふことなかれ─集団的自衛権の先にある「戦死」と「合祀」」
纐纈 厚(元山口大学副学長)
02│合祀取下要請行動
1989年以来、山口県護国神社への合祀取下要請行動を抗議集会と合わせて実施してきましたが、2010年「在日特権を許さない市民の会」(在特会)による妨害行動により停止。中谷康子さんの高齢化等も加わり長らく滞っていましたが、2020年に再開。
しかし、当事者不在を口実に護国神社は対応を拒否。
この間に、知事の護国神社公務参拝が判明。その停止要請行動を開始しますが、知事は頑なにこれを拒否。
そこで2023年、住民監査請求を実施しましたが、山口県監査委員はこれを1ヶ月足らずで却下。同年4月に住民訴訟提訴。
より詳細は、会報誌『合祀いやです!ニュース』にて。会報誌は会員登録して下れば送付します。登録は「お問い合わせ」フォームより。
また、Blogでも進捗を報告します。
護国神社への「合祀取り下げ要請ハガキ」のダウンロードはこちらから。
山口県知事護国神社公務参拝違憲訴訟
2025/02/12 山口地裁にて第10回口頭弁論
2024/12/18 山口地裁にて第9回口頭弁論
2024/10/07 山口地裁にて第8回口頭弁論
2024/08/23 山口地裁にて第7回口頭弁論
2024/07/08 山口地裁にて第6回口頭弁論
2024/05/08 山口地裁にて第5回口頭弁論
2024/02/14 山口地裁にて第4回口頭弁論
2023/12/18 山口地裁にて第3回口頭弁論
2023/10/11 山口地裁にて第2回口頭弁論
2023/08/07 山口地裁にて第1回口頭弁論
→詳細はCALL4
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と
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事務局:755-0031山口県宇部市常盤町1-1-9
日本基督教団宇部緑橋教会内
メールアドレス:5418desu@gmail.com
Tel: 0836-21-8003
下記のフォームからもお問い合わせ、お申し込みができます。