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2023年度教会活動方針・方策

1.主  題 「あなたこそエル・ロイ(わたしを顧みられる神)」​

 

2.主題聖句 「ハガルは自分に語りかけた主の御名を呼んで、「あなたこそエル・ロイ(わたしを顧みられる神)です」と言った。それは、彼女が、「神がわたしを顧みられた後もなお、わたしはここで見続けていたではないか」と言ったからである。」創世記16:13

3.主題解説

 奴隷故に居場所を失った身重のハガルを「神は顧み」、ハガルは神を見出しました。ハガルを奴隷とし、居場所を奪ったのが、かつては自身の居場所を失い、しかし神が顧みたアブラムとサライだったという皮肉の物語が示すのは、この世の序列をよしとしない、すべての人をもれなく愛する神です。

 一方でこの国は、かつての侵略戦争を反省することに不十分なまま、不安と恐れに流されて経済的・軍事的序列における優位を求め続け、とうとう軍事的攻撃能力を肯定するに至りました。当然、民の生活はより困難となり、結果、序列を前提とし、その優位を求めることを当たり前とする世情に、より拍車がかかっています。

 そうした中で、序列における勝利を祈らず、序列そのものを批判する教会は、世から厭われることになるのです。と同時に、教会内部にも、迷いと揺れが生じるのです。

 しかしそんな中だからこそ、ハガルを見出した神を、今日のハガルと共に、わたしたちは見出し、示し続けたいと思います。

 

4.活動(宣教)基本方針(「日本基督教団西中国教区宣教基本方針」)

(1)主イエス・キリストの恵みによって救われたわたしたちは、神を讃美し、この福音を宣べ伝えつつ、その招きに応えて生きる。

(2)わたしたちは、様々な重荷を負う人々との出会いを通して、つくり変えられ、世の諸々の力の支配から解放されてその人々と共に生きる。

(3)わたしたちはこの世界に神の国(支配)が到来することを祈り求めつつ、この世界の状況(歴史)に責任をもって生きる。

 

5.活動方策

(1)「主日礼拝」を大切にし、全ての人が招かれていることを具体化する。特に、力の弱い人に目を注ぎ、誰もが自由に集える場を整えていくことに努める。

①会堂内に、くつろげるスペースを作る。

②開かれた教会形成に努め、教会案内やHP等をより拡充し、来会し易いよう努める。

(2)一人一人が自立すると同時に、共立する共同体の形成を目指し、キリストの姿(体)を証しする。一人一人が教会形成・運営・活動に参与し、民主的組織運営を学びつつ実践する。

(3)一人一人の教会との関わり方を尊重し、相互牧会を心掛ける。

①長欠者には、HP等を有効活用し情報発信に努める。

②長欠者との関係をより親密にするため、現状を再確認すると共に新たな方途を検討する。

③会員名簿の管理と運用の仕方を学び、管理と運用の協働体制構築を図る。

④感染症や高齢化の中にあって、本方策のみならず(1)や(2)の方策展開の手段としてインターネットを積極的に活用する。また、会員各人が活用できるよう互助する。

(4) 歴史的社会的問題について、解決を図り、和解と平和の実現にとりくむ。

①知事等による山口県護国神社参拝を停止させることをはじめ、信教の自由の侵害を助長している事象を捉え、その解決を図る。

②地域の子どもの状況を観取し、接点構築を図る。

③当教会として、韓国をはじめ歴史問題解決のため国外教会との関係構築を目指す。

(5)経営の課題に積極的に取り組む。

①インターネットを含めて日常的なバザーを積極的に位置付け用いる。また、資産(備品)の活用も積極的に行う。

②会員以外の週報棚設置者について、賛助会員と称し、遠方居住者にはオンライン礼拝参加を呼び掛ける等、より積極的な関係構築を図ると共に増員も図る。

(6) 宇部教会と宇部緑橋教会との合同について検討及び実質化を継続する。

①宇部教会と宇部緑橋教会は、教会合同に向けての準備と実質化の作業を継続し、2024年度の総会での決議を目指す。

②合同の目的が、1941年の日本基督教団合同の実質化にあることの理解の深化と周知を図る。

③両教会で「教会合同委員会」を設置継続し、共働して準備と実質化を図る。委員の構成については両教会の対等性を重んじることとし、委員会はその運営について進捗状況を役員会、長老会への報告すると共に全体化に努めるものとし、人選その他詳細は役員会、長老会に委託する。

④合同に至るまで、両教会の主任担任教師を兼務とする。

⑤その他の詳細は、年度総会毎の「活動方針・方策」にて、またそれに基づき両教会の役員会並びに長老会において定め実施する。

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