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 本方策・方針は宇部教会・宇部緑橋教会が、合同の途上にあることから、互いの教会を知るために共通のものとします。従って、各教会においては該当しない事項、また文言については、斟酌の上で運用することとします。

 

1.主  題 「すべて愛をもって」

2.主題聖句 「何事も愛をもって行いなさい。」1コリント16:14

3.主題解説

 人間には人格があります。よって違いがあります。違いのある人が集まれば、当然、意見の相違が生じ、時には仲違いも生じます。教会も例外ではありません。

 意見の相違や仲違いが生じた時に、数の力や、果ては武力によって、要するに「力」によって事を押し通そうとする、そして実際にしてきた世の有り様があります。そしてここでも、残念ながら教会も、例外ではないと言わざるを得ないのでしょう。日本基督教団然りです。そして世界は、沢山の歴史的な禍根を抱えているのであり、今も作り出してもいるのです。

 しかし「双方を御自分において一人の新しい人に造り上げて平和を実現し、十字架を通して、両者を一つの体として神と和解させ、十字架によって敵意を滅ぼされ」(エフェソ2:15〜16)たキリストを宣教する教会は、和解の実現を使命として帯びているはずなのです。

 人間は未だ、本当にはその仕方を知らないところからはじめなければならないのかもしれません。だとしたらなおのこと教会は、その道を自ら歩むものとして、すべてを「忍耐強い」(1コリント13:4)愛をもって行い、その道を世に明かしするものでありたいと思います。

4.活動(宣教)基本方針(「日本基督教団西中国教区宣教基本方針」)

(1) 主イエス・キリストの恵みによって救われたわたしたちは、神を讃美し、この福音を宣べ伝えつつ、その招きに応えて生きる。

(2) わたしたちは、様々な重荷を負う人々との出会いを通して、つくり変えられ、世の諸々の力の支配から解放されてその人々と共に生きる。

(3)わたしたちは、主イエス・キリストの恵みに押し出され、悪の諸力に抗し、平和と自由と正義の実現を期して共に闘いながら生きる。 

5.活動方策

(1) 「主日礼拝」「聖書と祈りの会」等の定例集会を大切にし、全ての人が招かれていることを具体化する。特に、力の弱い人に目を注ぎ、誰もが自由に集える場を整えていくことに努める。

①会堂のバリアフリー化を進める。

②開かれた教会形成に努め、教会案内やHP等をより拡充し、来会し易いよう努める。

(2)一人一人が自立すると同時に、共立する共同体の形成を目指し、キリストの姿(体)を証しする。

①委員会制度等を通して、一人一人が教会形成・運営・活動に参与し、民主的組織運営を学びつつ実践する。会議制を重んじて、各人の自由な意志を尊重すると共に、互いに忍耐をもって丁寧な合意形成に努める。そのために必要に応じて、議事規則の策定を検討する。

②帰属集団としての部会と機能集団としての委員会の役割分担、ジェンダーフリーを踏まえた諸活動の在り方を検討し具体化する。

(3) 齔l一人の教会との関わり方を尊重し、相互牧会を心掛ける。

①長欠者には、年4回発行の会報誌他の文書において、またHP等を有効活用し情報発信に努める。

②長欠者や不在会員との関係をより親密にするため、会員名簿の管理と運用の仕方を学び、協働体制構築を図る。

③本方策のみならず(1)や(2)の方策展開の手段としても、インターネットを積極的に活用する。

(4) 歴史的社会的問題について、解決を図り、和解と平和の実現にとりくむ。

①重要であるにも関わらず軽視されている内心の自由を侵害、助長している事象を捉え、学び、その解決を図る。

②地域の子どもの状況を観取し、引き続き接点構築を図ると共に、負わされている問題の解決を図る。

③歴史問題解決のため韓国をはじめ、国外教会との関係構築を目指す。

④教団「戦責告白」の実質化である「長生炭鉱犠牲者追悼ひろば」の活用の方途と、「刻む会」との協力関係をより進める方途を検討する。

(5)経営の課題に積極的に取り組む。

①特別のバザーの実施は年度内に検討することとし、インターネットを含めた日常的なバザーをより積極的に位置付け用いる。また、資産(備品)の活用もより積極的に行う。

②会員以外の週報棚設置者についても、オンライン礼拝参加を呼び掛ける等、より積極的な関係構築を図ると共に増員も図る。

(6) 創立100周年事業・107周年事業を完遂する。

①長老会のもとに創立100周年事業委員会を継続設置し、長老会と共に事業の具体化を図る。委員の選任は長老会に一任する。

②長老会のもとに創立100周年記念誌編集委員会を継続設置し、長老会と共に具体化を図る。委員の選任は長老会に一任する。

③役員会は、2024年度の創立107周年の記念史発行を目指し作業を進める。

(7) 宇部教会と宇部緑橋教会との合同について、検討及び実質化を継続し、実施する。

①宇部教会と宇部緑橋教会の教会合同に向けての準備と実質化の作業を継続し、2024年度中の総会での決議を目指す。但し、当初予定の定期総会(4月)での議決は延期し、延期分をより丁寧な合意形成に当てる。なお、これによって包括法人並びに行政の認可は2025年度となる。

②合同の目的が、1941年の日本基督教団合同の実質化にあることの理解の深化と周知を図る。

③両教会による「教会合同委員会」を設置継続し、共働して準備と実質化、及び実施を図る。委員の構成については両教会の対等性を重んじることとし、委員会はその運営について進捗状況を役員会、長老会への報告すると共に全体化に努めるものとし、人選その他詳細は役員会、長老会に委託する。

④合同に至るまで、両教会の主任担任教師を兼務とする。

6.組織と役割分掌

  • 社会委員会)教団・教区・分区・西中国キリスト教社会事業団等との渉外・連帯窓口 人権・平和

  • 記録広報委員会)『ときわ』編集発行 諸記録保存(写真・録音) 新来会者・会友への支援 『こころの友』

  • 教育研修委員会)子どもの教会 『教師の友』 信徒教育 『信徒の友』 教会書籍整備管理

  • 牧会奉仕委員会)こども祝福式、敬老祝福式、結婚式、葬送式、記念式等。諸行事・諸典礼に伴う愛餐等の奉仕。会員・客員・長欠者への牧会。『週報』発送。隠退教師を支える運動(教団年金局)

  • 長老会)長老会・総会の記録 施設管理 聖書と祈りの会 市民講座 主日礼拝内容の検討 当番管理 聖餐式、洗礼式 その他上記に含まれないもの。

□各委員会会議(宇部教会は宣教伝道懇談会)は、原則として毎月第1主日昼食後に開催します(昼食時に全体会にて議事確認)。定期役員長老会議は委員会後に開催します。

□長老は登録を行わず、別途長老会にて各委員会担当を調整します。

□委員の任期は5月から翌年4月までの1年です。

□各委員会は、諸課題の理解を深めるために「セミナー」を適宜開催できます。

□必要に応じて役員会・長老会の下に特別委員会(クリスマス委員会等)を設置します。委員の選任は役員会・長老会が行い、当人の了解を得て招集者が招集します。

□バザーは、担当者を置き、年間を通じてミニバザー等を適宜開催します。実施は、担当者の呼び掛けに応えた奉仕者で行い、必要に応じて牧会奉仕委員会が協力します。収益は対外献金と一般会計に繰り入れとします。

□宇部教会と宇部緑橋教会は、役員会、長老会のもとに教会合同に当たり共働するための教会合同委員会を設置します。

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